Title  自賛歌 伝後西院宸翰  Note  九州大学附属図書館蔵細川文庫本  0161           西行法師 芳野山桜の枝にゆきちりて 花遅けなる年にもあるかな  0162 よしの山やかていてしと思ふ身を 花ちりなはと人や待らむ  0163 なかむとて花にもいたく馴ぬれは 散別こそかなしかりけれ  0164 月見はと契りて出し故郷の 人もやこよひ袖ぬらすらむ  0165 哀いかに草葉の露のこほるらむ あき風たちぬ宮城野ゝ原  0166 きり/\す夜寒に秋のなるまゝに よはるか声のとをさかり行  0167 津の国の難波の春は夢なれや 葦の枯葉に風わたる也  0168 としたけて又こゆへしとおもひきや 命なりけり小夜の中山  0169 風になひく富士の煙の雲に消て 行末もしらぬわかおもひ哉  0170 山里に浮世いとはむ友もかな くやしく過しむかしかららむ  End  底本::   著名:  在九州国文資料影印叢書 第二期        自賛歌・同抄・同注   編者:  福井 迪子   発行所: 在九州国文資料影印叢書刊行会   発行:  昭和56年05月20日  翻刻::   翻刻者: 新渡戸 広明(info@saigyo.org)  入力::   入力者: 新渡戸 広明(info@saigyo.org)   入力機: IBM ThinkPad s30 2639-42J   入力日: 2003年01月02日  校正::   校正者:    校正日: