打田
撮影日: 2007/07/27
撮影場所: 和歌山県紀の川市打田
撮影者: 新渡戸 広明
撮影機: Nikon D40X / AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G ED II
農園直売所・西行法師像前バス停
歌聖 西行法師像
嘆けとて
月やはものを
思はする
かこち顔なる
わが涙かな
001
歌聖西行法師(一一一八〜九〇)
西行法師は俗名を佐藤義清といい、平安末・鎌
倉初期の代表的歌人である。
佐藤氏は田中荘・池田荘(現在の打田町)の領主で竹房
に居館を構えていた。佐藤氏は代々都に上り、左衛門尉
となり、検非違使などにもなり宮仕えしていた。
西行も十八才で左衛門尉に任官、北面の、武士となり
鳥羽上皇に仕えていたが、二十三才で出家、出家後は仏
道修行よりも歌道が主で諸国行脚に日々を送り
歌人として有名になり、尊崇をうけた。
又、西行の育った竹房はここより東方約五〇〇mの
ところにあり、そのあたりを佐藤城趾といい、その西方
約二〇〇mのところに市場という地名が残っている。往時
の佐藤氏の盛時を察することができる。
河内国(大阪府南河内郡)弘川寺で没、七十三才
平成三年三月
打田町教育委員会
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